高齢者の皆様にいつまでもいつまでも、運転を楽しんで頂き、移動の自由を確保して頂く、が当研究会の目標とするところです。そのためには、高齢者の運転を徹底的に調査し、そのリスクを見極める必要があります。すでに、多くの組織、学識者の皆様も取り組んでおられますが、問題の深さ、困難さにおいて、解決への道筋が見えて来ていません。時間は待ったなしです。2025年問題といわれ、2200万人もの団塊の世代が70歳代の後半に差し掛かるころ、現状のままでは、日本の社会や交通の有り様はどのようなことになってしまうのか、想像もつきません。特に認知症を患う運転者の急増も大きな社会的リスクといわれ、すでに顕在化の傾向も見せ始めております。そうした中で、高齢者の移動の自由の切り捨てといった事態だけは避けなければなりません。

    微力ながら、このような状況の下、特定非営利活動法人高齢者安全運転支援研究会は、高齢者や超高齢者が安心して運転を続けられる環境には何が必要なのか、何が足りないのか、を追究し、提言していく所存でございます。広く皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

    平成26年6月
    特定非営利活動法人高齢者安全運転支援研究会
    理事長 岩越 和紀