当NPOの理事でもある鳥取大学医学部教授浦上克哉氏が理事長を務める、「日本認知症予防学会」の第2回学術集会が、2012年9月7~9日に福岡県北九州市で開催されました。認知症の予防や治療に関するさまざまな研究発表が行われる中、当NPO会員からも3題の研究が発表されました。高齢運転者の認知症を早期に発見することの重要性と、その仕組みづくりにおける課題などを提起。学会の主要メンバーである認知症医療・介護関係者にも、高齢者の運転と認知症の問題について早急な対策が必要であることを強く認識していただくことができました。

          • 認知症ドライバーのマイカー利用を考える
            JAFMATE編集長 鳥塚俊洋氏
            高齢運転者による逆走の現場をとらえた映像などを交えた発表が行われ、自動車運転における認知症が如何に大きな問題かを視覚的に訴え、高齢者による交通事故件数の海外との比較など、多角的に問題提起が行われました。この学会で優秀な発表に贈られる「浦上賞」を受賞しました。 
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          • 自動車教習所における高齢者の「講習予備検査」と課題
            -「高齢者講習」は認知症早期発見の絶好の機会となりえるか-
            八尾自動車教習所 浅田克子氏
            運転免許証更新時に75歳以上となる高齢者に義務付けられ、主に自動車教習所で実施される認知症スクリーニング検査(講習予備検査)を、認知症の初期症状発見のための絶好の機会として位置づけ、認知症に起因する交通事故を未然に防ぐとともに、早期発見と早期治療に繋げるために教習所が果たせる役割やその可能性などが紹介されました。 
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          • 認知症予備軍運転者の増加と道路交通のあり方
            オリエンタルコンサルタンツ 神戸信人氏
            高齢運転者の視覚能力や視野角、判断速度など身体的特性を調査し、高齢者の運転特性を踏まえて事故の多い交差点での問題点を分析。
            信号の運用、道路インフラの適正な設計等、交通インフラ・車両・管制の検討課題が紹介されました。
             
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