日本医科大学「街ぐるみ認知症相談センター」と連携

特定非営利活動法人 高齢者安全運転支援研究会

      特定非営利活動法人高齢者安全運転支援研究会(理事長:矢代隆義)は高齢者の認知症に起因する交通事故の削減に取り組んでいます。
    その一環としまして自動車教習所や行政などが実施する高齢者の安全運転講習会などで、参加者の物忘れの度合いを簡便にチェックし、認知症に至る恐れのある状態のスクリーニングを実施しています。
     しかし、大きな課題として認知症の可能性の高い方や、その前段階の軽度認知障害(MCI)の可能性の方を見出した時、その方々に対する事後の措置を講じる手段を持ち合わせていませんでした。
    具体的には弊研究会の理事、鳥取大学医学部教授浦上克哉が開発した認知症スクリーニング機器「物忘れ相談プログラム」を活用し、上記のスクリーニングを実施。15点満点中13点をボーダーラインに設定し、それ以下の得点者を認知症もしくはMCIとして、「ご心配ならかかりつけの医院か、認知症専門医を受診ください。」との案内するにとどまっていました。
     このたび、日本医科大学武蔵小杉病院に併設された「街ぐるみ認知症相談センター」(代表:北村伸医師)との連携により、弊研究会の活動で見出した認知症及びMCIの疑われる方に対し、「物忘れが始まっているようですから、『街ぐるみ認知症相談センター』を訪ね、相談してみてください。」と具体的な案内が可能となりました。
     この取り組みにより、運転現場における認知症早期発見と、医療機関における早期手当開始が結びつき、認知症予防の大きな方策になる可能性が高まります。
     そして、高齢運転者の認知症に起因する交通事故抑止策の一つとしても、大きな期待が寄せられるものと確信いたします。

    2013年11月5日